上映報告
2016年11月8日
ザムザ阿佐ヶ谷で、映像歳時記「鳥居をくぐり抜けて風」を上映しました。
私と池田監督、ゲストの坪田義文監督のトークの後、馬喰町バンドと三井蘭山のセッション、青葉市子の弾き語り、そして、最後は、映画のエンディングを馬喰町バンドと青葉市子が、ライヴしました。
ザムザは満員。
ライヴ後の打ち上げ、和田屋には、40人がぎっしり集い、誰一人なく語り笑い、初めて会った人々がつながり、心底、この映画は、注連縄をつないでいると思いました。
トークでも言いましたが、作品は、作り手が50%を作り、観る人が50%を仕上げる。
見終わって、みんなが作品について、語りに語ってくれたことが、この作品を耕します。
映像歳時記「鳥居をくぐり抜けて風」は、武徹太郎が撮影と録音に携わり、現場に流れていただろう音楽を抽出して、馬喰町バンドと青葉市子の楽曲を作ってくれました。
それをサウンドエンジニアの山本さんが、粘り強く構成してくれて、映像と音のコラボレーションを洗練してくれました。
池田監督と、何度も立ち止まり、暗中模索してきましたが、みんなで、オリジナリティを創出できたことを確認しあい、宴は、終電を無視して、朝の電車からは、空の雲が、注連縄のようでした。
写真は少ないですが、それぞれの記憶には、よい結び目が結われていると思います。
たぶん、今までで、最高の一日です。
プロデューサー・小笠原高志