仙台セントラルホールで、
映像歳時記「鳥居をくぐり抜けて風」を6日まで上映中です。
4/1は、上映後に句会を開きました。
仙台の若い俳人二名、句会は初めての三名をふくめて10名で句会を楽しみました。
みな、初対面ながらも、映画を観て、そこから一句作って和気藹々に語り合う場を映画館地下の居酒屋で開くことができました。
その中からいくつか
なめくじりわが身を抜くるごと前へ
樹霊ざわめく螢まみれの闇として
手を合はせ聴く潮騒や春の鳶
紙垂の間を光はづみぬ白蝶も
上り子二千の松明燃す春夜
お日様が至る処の鳥居かな
春疾風鳥居次々くぐり抜け
「なめくじり」の句は小田島渚さん、
「樹霊」の句は浅川芳直さん。平成生まれで作る俳誌「むじな」の代表です。
杜の都、青葉神社のある仙台で、言の葉が繁れる集いが作られました。
小笠原高志/プロデューサー